KOKORO

2000年秋、山梨県の繁殖業者が160頭ものイベント犬を放置したまま
廃業してしまう事件がありました。心あるボランティアに保護された犬達は、
信頼のおける里親に引き取られていきました。2001年、人間との生活が
難しいとされた「癒されない」ワン達が、最後に5頭だけ残りました。

わたしたちが訪れた時、その中に「ココロ」はいました。
ボーダーコリーとダルメシアンの間に事故で生まれてしまった子でした。




人見知りがはげしく、恐がりで、外界を全く知らなかったココロが、まっしろで何も見えなくなる雪景色の
おかげで、少しずつ少しずつ外に慣れていきました。
やがて「ボールあそび」に夢中になるほど元気になり、もともとボーダーコリーの血が流れているせいか
空中を飛ぶフリスビーにも興味を示し、今では<ジャンピングキャッチ>も大得意になりました。



ANGEL

2005年の暮れ、伊那・辰野のボランティアグループ「MAO-net」さんから
一時預かりのワンに関する情報が入りました。数日後に処分が決まっている
ワン達の中に病気の子と障害を持った子がいるとのこと。
スクールのクリスマスパーティでその子達の写真を紹介し、翌日わたしたちも
伊那へ向かいました。写真でわたしたちが気になった子が、「ダッちゃん」と
呼ばれていた後ろ足が不自由なミニチュアダックスの子でした。
素敵な「ワンちゃん用車椅子」を譲り受け、一時預かりで引き取った翌日には
わたしたちの家族になる決心をしていました。

おそらく事故で両足が立たなくなった後、捨てられてしまったその子は、
障害をものともしない健気な子でした。
家内はその子に「エンジェル」と名付けました。


いつまでもオムツがはずせないのですが、新生児がいると思えば苦になりません。
<犬用車椅子>は現在2台目の特注品です。そのおかげで外のお散歩でも元気に走り回ることができます。